そこは彼らアボリジニの土地です。ユーカリの潅木が茂り、赤サビた地面が見渡す限り広がる荒涼とした大地。一見「不毛」とも思えるその地は彼らには豊穣の大地であり、数万年に渡って受け継がれる独自の文化と時が今も生き続けています。
私は、去る2001年7月にこのはじめてのツアーに参加してきました。ツアーといってもいわゆる観光ツアーとは全く違うプログラムです。
ご存じのようにアボリジニのコミュニティには許可がないと入れません。それはアボリジニの生活や文化を守るためです。彼らの日常の生活や文化を尊重しながら、なるべく邪魔にならない形でコミュニティでの体験をさせていただくために、このような少人数によるスタディ・ツアーになっています。
コミュニティ内の(我々が「ウグラー・ヒルトン」と呼んでいる)宿泊施設にしても決して快適と言えるようなものではありません。食事も自炊しなければなりません。それでも彼らと同じ空間と時間を共有し、見て、聞いて、触れて、五感で感じたものの全てが得難いリアルな経験になりました。
また、こうした形でアボリジニの人達の仕事ができ、経済的にもまた精神的にも自立した生活の一助になれればとも思っています。
昨年からディジュリドゥに関心のある男性のみならず、絵やダンスなど女性のためのプログラムも加え、アボリジナル・カルチャー全般を網羅した企画になっています。
(但し、施設面など女性に対する特別な対応はありません。また、女性の方でもディジュリドゥ作りには参加できますが、アボリジニ男性の前で吹くことはご遠慮いただきます)
ディジュリドゥのみならずアボリジル・カルチャーに関心のある方の参加もお待ちしています。
より詳細な情報は、The Whitecockatooのホームページ(英語)を。また何かご要望やご質問がありましたらJADAまでお問い合わせ下さい。
なお、お申し込みは定員になり次第締め切らせていただきます。参加ご希望の方は、まずはお早めにご相談をお願いします。